出展支援
来場者との会話重視した営業で10件の見込み受注を獲得
店舗デザイン・設計など飲食展プロデュース事業を手がけるオーシャンズ(東京都渋谷区)は8月中旬、飲食店開業支援展に出展。展示会初出展ながら、「10件程度は受注に繋がりそう」(川原史敬社長)と大きな成果を上げている。同社がこれほどまでに展示会出展で成功したのは、出展営業方法が巧みだからだ。
「私は以前、他の飲食店支援事業を展開する企業で役員を務めたことがあり、その際に展示会出展も手がけた経験があります。その時、気付いたのはきっちり会話を交わした来場者でなければ、質の良い見込み客にはならないということです。ただ、名刺を集めるのではなく、まず会話をすること。ここを重視しています」(川原史敬社長)
ブースも一見すると、何を手がけている会社なのかよく分からない造作に敢えてしているのだという。会話をした後に営業しないと意味がないという考え方からだ。
来場者とのコンタクトを図るための道具はもっぱら、同社が展示会配布用に作成した小冊子だ。同冊子には同社が店舗プロデュースを手がけた事例が掲載されている。
店舗デザイン・設計を手がける会社は事例を写真などで紹介しているだけのケースが多い。同社が同冊子でアピールしているのは、プロデュースした店舗の“その後”である。冊子内には事例店舗の写真と共に店の坪数、席数や家賃、月商、稼働日数などが詳細に書かれている。
「見込み客が気にするのは、どう店をプロデュースしたかよりも、プロデュースした店がその後どうなったかの方が気になるはずだと考えているからです。開いた小冊子を渡して、足を止めた来場者には冊子の事例をネタにしながら、当社の事業の説明や先方の店の状態などの会話するようにしています。これが受注へとつながっていくのです」







